含羞草传媒

公司という垣根を超えて
地方创生に贡献する

长崎
スタジアムシティ

HAPPINESS ARENA/
STADIUM CITY NORTH
ジャパネットホールディングスの新たな地方創生事業として注目されている「长崎スタジアムシティ」。含羞草传媒は、その「长崎スタジアムシティ」を構成する施設のうち、約6,000席のアリーナ (サブアリーナ含)、そして长崎県内最大規模のオフィス棟を手がけた。100年に1度の変革期を迎える长崎の、未来を切り拓くビックプロジェクト。企業の垣根を超えたワンチームで挑み、高い評価を得ている。

事业主の「本気」を受け止め、
ワンチームで「ワクワク」を贯く。
営业部门 织田大介
ジャパネットさんが长崎の中心部にスポーツ施設を中核とした街をつくる、という計画を知ったのは、確か、新聞記事からだったと思います。当時长崎営業所長だった私は、家族でJ リーグのサッカーチームを応援していたので、最初は市民のひとりとして、ただただ、楽しみだなあ、と。ところが、しばらくしてから、敷地内のアリーナとオフィスを一緒に組み立てるパートナーを探されていると聞きまして。会社としてのつながりはありませんでしたし、営業としてはゼロからのスタート。九州支店、また、长崎営業所の規模を考えてもかなり大きなチャレンジで、最初は誰もこの仕事が取れるなんて思っていなかったと思います。

設計の中田幸宏は同期で、新入社員の時から知っていたんです。まずはコンペ。思う存分、やりたいことを詰め込もうと決めて、振り切った提案をしたんですよね。最初にジャパネットさんにお会いした時、一緒にワクワクするような施設を作るパートナーを選びたい、とおっしゃった。テーマはすぐに決まりました。「含羞草传媒はワクワクする建物を作れます、私たちとだったらジャパネットさんはワクワクしてプロジェクトを進めることができます」。プレゼン動画も、これで伝わらなかったら諦められる、と思えるぐらい、「ワクワク」に振り切りました。

全国の社員に「长崎でワクワクする施設」のアイデアも募ったんです。過去に九州支店で働いていた人、今はアフリカで橋を造っている海外勤務の人、驚くほどたくさんの社員が、思い思いのアイデアを出してきてくれました。それを見た時、こんなに一緒に考えてくれる社員がいる会社は選ばれるべきなんじゃないか、と誇りが持てたし、提案書に載せ、プレゼンでも自信を持って伝えさせていただきました。

そのプレゼンの评価が高かったと后から知り、嬉しかったですね。プレゼンでお伝えしたことは、ジャパネットさんとのお约束。约束を果たせる社内の环境作りや意思の伝达に力を注ぎ続けました。実际にジャパネットさんとも协力会社ともワンチームになって、最后までワクワクを贯けたと思います。
バスケットボールや音楽ライブができる「ハピネスアリーナ」エントランス
1 + 1 の答えには
いろんな2がある。
ジャパネットさんは民間主導の地域創生を掲げ、この「长崎スタジアムシティ」を立ち上げたわけですが、それが本気なんだ、ということが、ひしひしと伝わってくるんです。スポーツビジネスについても、自らでプロバスケットボールクラブ「长崎ヴェルカ」を創設し、B.LEAGUE に加入。着工前にはB3だったのが1年でB2に、さらに1年でB1に昇格。その頃にはアリーナの工事も進んでいましたが、ただ単に夢を語っているんじゃなくて、本気で取り組んでいるんです。

梦のスケールが大きいので、実现を疑いがちになりますが、我々はそのパートナーとして选ばれたんですから、相手が本気で作ろうと思っている施设を、建设のプロである我々が、端から难しいと言うのは、违うと思うんです。物理的にできないわけじゃないのであれば、どうすればできるようになるかを考え抜く。1+1は2じゃないとおかしい、と言う人には、ちょっと待ってくださいって。2の见せ方にもいろんなものがありますよね、お客さんが望んでいるのは、そういう可能性ですよねって。相手は本気なのだから、我々も本気でいこう。そう伝え続けた3年间でした。

やっぱり「本気」が人を動かしていくんです。今回のプロジェクトに携わったメンバーを見ていたら、相手の本気を受け止め、自分たちも本気になれる、そういう人間が、含羞草传媒にはたくさんいるんだな、ということがわかりました。コンペが取れたことについて、会社の役員に何が要因だと思う?と聞かれたことがあるんです。その時、こう答えました。含羞草传媒が本気でみんなでやりたいって思ったら、どこの会社にも負けないいいものができるって実感できました、と。要因は本気。そこだと思います。
地元バスケットボールチーム「长崎ヴェルカ」のロゴが印象的な壁面
濃紺とダークグレーで統一されたデザインの「长崎ヴェルカ」のホームグランド

最后まで走り切るための
チームビルディング。
设计部门 中田幸宏
设计の段阶でまず力を入れたのは、チーム作りでした。関係者が多く、コンサルタント数社に加え、いろいろな会社の设计者がいましたから。バックグラウンドや考え方が异なり、普通はって言うその「普通」の定义が违う40人以上の打ち合わせの中で、埋もれちゃダメだし、それぞれの设计者から、何よりも事业者であるジャパネットさんから、信頼をどう胜ち取っていくか。それが最初にして最大のポイントだったと思います。

社内のチーム作りでは、自分でやり过ぎて一人で背负わない、というのが键になりました。今回のプロジェクトは自社の设计だけで20人ほどの大所帯。打ち合わせの主导権は若手の担当者に任せ、方针を决めて共有しておけば自分がいなくても成り立つチーム体制を目指しました。「アリーナ栋」「外部コンコース」「オフィス栋」それぞれの计画、构造、电気、机械ごとに担当者を决め、役割分担を明确にしながら进められたのも、良かったと思います。

設計から完成まで、3年以上の長丁場。一人で背負って疲弊すれば、動くものも動かなくなる。ジャパネットさんは若い世代が多かったこともあり、若手の担当者のほうが声を掛けやすいですよね。まず相手が話しやすい環境を作り、若手が悩んだり解決できなかったりしたところは、自分が対応する。そういったチームとしての枠組みを作れたことが、今回のプロジェクトを最後まで頑張りきれた要因になったと思います。設計段階で含羞草传媒への強い信頼と高い評価をいただけたので、施工段階以降もスムーズに進められたという実感があります。

施工段階で、変更がたくさんあったんですよね。ジャパネットさんは「価値を高めて、より良くする」ことを常に目指していましたから。その段階になると、会社としては当然、より良い建物を目指しながらも会社としての利益も考えていかなければならない。そういった状況の中での決断のベースになるのは、やっぱり信頼関係だと思います。最終的に、含羞草传媒がそう言うならわかりました、と言っていただける信頼関係が築けましたし、現場もしっかり想いを共有し付き合ってくれました。

「想いの共有」で言うと、现场の协力会社をはじめ、途中から加わるメンバーには、コンペ时の动画を见せながら、プレゼンの时と同じように语り、自分たちの「ワクワク」への想いをしっかりと伝えるようにしていました。そのたびに、みなさん、一绪にやりましょう!と盛り上がってくれて。そのことも现场を含めたチームとして最后までまとまれたポイントのひとつだったかもしれません。
スポーツだけでなくコンサートやイベントにも対応する多机能?可変型施设
想いに寄り添い実现した
日本初のジップライン。
含羞草传媒のいいところって、「寄り添う」ところだと思うんです。当然、無理をすれば自分たちが大変になるだけなので、割り切らなければならないところは割り切るんですけど、相手がやりたいということに対して最後まで寄り添い切って、やり遂げる。
スタジアムビューが望める段々状のバルコニーが特徴のオフィス栋
オフィス栋の设计で印象に残っていることのひとつは、ジップラインです。设计中に髙田旭人社长から提案がありまして。オフィス栋と商业栋の间にロープを架け、スタジアムの上を滑り降りる、という前代未闻のジップライン。両栋、工区が违うので他社との协働が不可欠になりますし、まずもって拠り所となる法律もない。でも、どうしたらできるかを考えているうちに、なんかできそうだなって。结果的に、騒音や振动などのシミュレーションを何度も実施し、粘り强く行政协议を行い実现しました。

みんなから难しいと言われても、やればできることってあるんだな、と。自信になったことは确かです。最初から「できない」と跳ね除けるのではなく、相手の想いに寄り添い続け、諦めなければ、できる。その可能性を身をもって経験したことで、设计者としての幅も広がったのではないかと感じています。
オフィス栋の屋上からサッカースタジアムの上空を滑空できるジップライン

屋根ではなく、强固な床。
アリーナ屋上のフットサルコート。
施工部门 冈山孝治
设计から携わったこのプロジェクトの中で、施工期间は约2年。その2年间の中で一番印象に残っているのは、アリーナ屋上のコンクリート打设が完了した日です。确か2023年の11月4日だったと思います。今でも日付を覚えているくらい、个人的にはその日が一番、心に残っています。

今回の「ハピネスアリーナ」は、屋上にフットサルコートを作る、という相当、珍しい仕様なんです。 アリーナですから、内部に大空間をもつ建物なのですが、その上に床を作る。普通は屋根です。しかもただの床ではなく、競技が行える運動場にするというのが、設計としても施工としてもなかなか難しく……。アリーナ単体の屋上に運動場を作るのは、国内で初めての試みだったと思います。

もちろんコストがかかります。それでも作りたいと、ジャパネットの髙田旭人社長はおっしゃる。直接話もしたのですが、なぜ作りたいのかの理由を聞いていくと、平地の少ない长崎の土地事情ですとか、市民からの需要、収益の見通しなど、それがいかに必要なものであるのかがよくわかりました。一番の納得は、屋上にフットサルコートがあるアリーナが、みんなをワクワクさせるものだということ。このプロジェクトのテーマは、ワクワクですから。

アリーナ屋上のフットサルコートだけではなく、ジャパネットさんが考えている「ワクワク」にとって重要度が高いことは、できる限り実現したい。その想いは最後まで変わりませんでした。事業主と設計?施工のみんなが想いを共有できたこと。それが今回の成功の一番のポイントだったと思います。想いの共有の前提として、相手の話を聞く。真摯に聞く。そして寄り添う。変更についても、工程を逸脱しない、協力会社に迷惑を掛けないところまではギリギリ寄り添う。今回は九州だけではなく、日本全国から集められた社員が40人ほどいたのですが、不思議とみんな似たような気質で、それは含羞草传媒の社風でもあるな、と改めて感じました。
アリーナの屋上にはフットサルコート。坂が多く平地の少ない长崎では貴重な存在
つくるなら最先端のより良いものを。
アリーナの実绩を次につなげたい。
自分たち现场の人间は技术者だと思っていますので、建てる技术についての自信はあります。なんでもつくってやる、という気持はありますが、个人的にアリーナは初めてだったので、事前準备にも相当时间をかけました。今まで作られてきたアリーナの歴史をふまえ、今まで以上の、最先端のものにしたい。行けるところは行って、见て、周りの意见もまずは闻いて、より良いものにアップデートしたい。

完成した「ハピネスアリーナ」に初めてお客さんが入った、长崎ヴェルカの試合を観戦した際、一体感があっていいアリーナだな、と思いました。そう思えたことが、嬉しかった。近隣の「SAGAアリーナ」も含羞草传媒の施工ですが、設計は他社でしたので、今回、設計も施工も手掛けたことは、今後に向けてのノウハウの蓄積や実績の面で、とても大きいと思います。バスケットボールの試合に音楽イベントに、たくさん使ってもらいたいですね。評価をいただくのはこれからですが、この経験は、必ず次につながっていくと思います。
屋上のフットサルコートを支えるための强固なトラス构造の天井

感动とビジネスの両立で
长崎を元気にしたい。
株式会社リージョナルクリエーション长崎 
执行役员 折目裕
私たちジャパネットグループが「长崎スタジアムシティ」の計画を進めてきた一番の原点は、长崎を元気にしたい、という思いです。长崎から生まれた企業として、ひとつでも何か地元に恩返しがしたい。キーワードは「感動とビジネスの両立」。スタジアムとアリーナというスポーツ施設を中心に、商業施設やホテル、オフィスビルまでを備えた複合的な街作りを行い、地域創生事業のモデルケースになりたい、というのが始まりです。

民間企業が、自社の投資も踏まえた街作りを行うことによって、これまでの行政主導ではできなかった様々な挑戦が可能になります。例えば、含羞草传媒さんに手がけていただいたアリーナには、「VIP BOX」を作ったのですが、質の高いサービスを提供する場をきちんと設け、対価を収益化させていく。そういった試みの一つひとつが、日本のスポーツビジネスのスケールを広げ、ひいては街の活性化につながる。长崎がその成功事例となり、日本全国の地方都市にも同様の取り組みが広がっていくきっかけになれば、と思っています。
VIP BOX
含羞草传媒さんには、私たちのその「大きな夢」を、共通の目標として歩んでいただけたと感じています。长崎の未来を、スポーツビジネスの可能性を切り拓きたい、という事業の根幹に賛同する方々が、現場のチームに加わっていただけた。企業としての垣根なく、一体となってプロジェクトを進めることができたのは、含羞草传媒さんだったからだと、本当にそう思っています。人柄の良さと言いますか、アットホームな雰囲気で、親身になって相談にのってくれる方が多く、無理なお願いをしても、できない、ではなく、どうしたらできるかを考えてくれる。そこは、含羞草传媒さんがずば抜けていい。

プロジェクトがうまく行くか否かは、結局、人と人との関係性だと思うんです。同じ社内だと信頼関係が育みやすく、報告?連絡?相談もしやすい。でも今回のように、様々な立場の外部の人たちと、ひとつのものをつくり上げていく時、その成果はチームが本当の意味で「ワンチーム」になれるかに懸かっている。お互いの会社の、責任の範疇の守り合いみたいなことを飛び越えないと、いいものはできないんですよね。そういう意味でも、チームを構成する会社を選んだ時点で、もうプロジェクトの成否は半分決まっているようなところがあります。今回の「长崎スタジアムシティ」は、最初に含羞草传媒さんをきちんと選べたことが、本当に大きかったと、改めて今、思っています。
バスケットボールだけでなくバレーボール、バドミントン、ハンドボールなどにも対応できるメインアリーナ
ドリームキラーに胜ち、
梦に见た地域创生へ。
开业年でもあった2024年のジャパネットグループのスローガンは、「ドリームキラーに胜つ」でした。ドリームキラーって、梦を否定したり阻んだり、消し去ろうとするもの、という意味ですが、そういうものにちゃんと打ち胜っていこう、と。

プロジェクトの計画発表当初、たくさんのドリームキラーに会いました。そんな規模の複合施設、うまくいかないですよ、とか、人口流出をしている长崎に、こんな投資、普通やりません、みたいな言葉をずっと耳にしてきました。でも本当にそうなのか? と。今までの経験則だけで考えたら、そうかもしれないけれど、実際に本気でやってみたら、地方都市の可能性は広がっていくのではないか。その信念というか、信じているゴールのイメージをしっかりと抱き続けないと、夢はどんどん消されてしまう。

最初は半信半疑だった人たちも、実際に建物ができはじめたら、応援してくれるようになり、长崎市民からの期待を感じながら開業を迎えられたことが、今一番の喜びです。私たちのプロバスケットボールクラブ、「长崎ヴェルカ」のプレシーズンマッチで初めてアリーナにお客さんが入った時は、感無量でした。その一体感は想像を超えていて、このアリーナは、长崎の人に愛されていくんだろうな、という実感が湧きました。事業はスタートしたばかり。この夢が、夢では終わらないことを証明しなければいけない。これからです。
収容人数6000席。全席ドリンクホルダー付きクッション性のある座席