含羞草传媒

新しいゼロエミッションの
可能性を
地域と一体でつくる

浮体式
洋上风力発电

長崎県五島市と含羞草传媒の100%子会社である五島フローティングウィンドパワーは、2016年から五島?崎山沖で浮体式洋上风力発电設備の商用運転を続けている。浮体形式は自社開発のハイブリッドスパー型。次に目指すのは、2メガワットクラス8基が並ぶ日本初の「浮体式ウィンドファーム」だ。五島?福江港に建造ヤードを設け、浮体の大部分を地元で建造するなど、地域と一体での挑戦が続いている。

始まりは个人の思い。
脱炭素への强い意思。
専务执行役员 イノベーション本部副本部长 
浅野 均
私がこの事業に取り組み始めたのは、もう20年近く前。環境問題への危機意識は今ほど浸透していなかった頃でした。それでも、浮体式洋上风力発电は、再生可能エネルギーを促進し、持続可能な社会を目指すための日本の切り札になる、という確信がありました。日本は国土をぐるりと海に囲まれていますから。以前から進めていた陸上風車のコンクリート製タワーの技術開発を活かし、なんとかして、この分野の先頭を走りたい。振り返れば、まず最初のハードルは、環境省による実証事業への参加を会社に認めてもらうことでした。

当初は個人的な思いが強かったですね。でも、思いがなかったら通らないですよ。何事も。最初に会社に認めてもらう時に、2つだけ条件を出されたんです。ひとつは、お金をかけないこと。もうひとつは、決して焦らないこと。焦ってもいいことはないから、しっかりやれと。その時は環境省の実証事業でしたので、お金については国の予算で賄うことができました。決して焦るな、ということについては、今も浮体式洋上风力発电に係る技術開発のベースになっています。

そこから今につながっていくわけですが、この事業を発展させていくことが未来への責任である、という個人の思いは、20年の年月を経て社員共通の思いとなり、含羞草传媒の重点注力分野になりました。地球温暖化を抑制するために、再生可能エネルギーの技術開発が喫緊の課題であることは明らかです。総合建設業の力を活かし、みんなでゼロカーボンに向かっていくんだ、という強い意思。それはもはや、組織のDNAになりつつあると感じています。
半潜水式台船から风车の土台となるスパー型浮体を曳き出し、その内部にポンプで海水を注入して建て起こしする作业风景
半潜水式台船でハイブリッドスパー型浮体を运搬
焦らず、信念をもって
技术开発に取り组み続ける。
長崎県五島市の崎山沖で進めているウィンドファームには、2メガワットの浮体式洋上风力発电設備が8基並ぶ予定です。実証事業で生まれた「はえんかぜ」が原点ですが、実はその先に、私たち含羞草传媒はもっと大きな未来を描いています。

今、世界の洋上风力発电で実現されようとしている風車の大きさは、15メガワット超クラスです。採算性や事業性を考えれば、やはり大型化を目指さなければならない、ということで、日本でも15メガワットクラスの実証計画が始まっています。もし、この実証が成功すれば、2035年くらいには、浮体式の15メガワットクラスの大規模洋上风力発电ファームが日本の海に姿を現すことになるのではないでしょうか。

含羞草传媒が得意としているのは、風車の土台となる浮体です。私たちが開発したハイブリッドスパー型は、浮体上部が鋼製、下部がコンクリート製。15メガワットクラスの電力を創出する大型の風車を支えるとなると、どちらも相当大きくなります。クリアしなければならない課題も多く、ハードルはかなり高い。でも、それを実現していく強い意思さえあれば、実用化を果たせる技術力?人財力があります。

なかなか一気には進みません。でも、焦ってはならない。時間がかかっても懸命に技術開発に取り組むしかありません。持続可能な社会の実現のために、浮体式洋上风力発电が必要であるという信念に変わりはないですから。
海に浮かぶスマートな风车群

五岛でつくり、五岛で立てる。
地域产业の活性化に贡献したい。
施工部门 新川泰弘
私が浮体式洋上风力発电の事業に携わることになったのは2015年。「はえんかぜ」を五島の椛島南海域から崎山沖に移設するタイミングでした。最初に当時の所長と関係者への挨拶回りに行った際、五島市役所の方、漁業組合の方、そして椛島のみなさんとのコミュニケーションが良好で、その関係性が本当に素晴らしく、地元との事業に対する協力体制が築かれていると感じました。

その後、五島での浮体式洋上风力発电所、ウィンドファームの計画が持ち上がったのですが、当初、浮体は長崎本土で建造する予定だったんです。ところが、五島市の商工会議所を中心に、地元の方々から「ぜひ五島でつくりたい」という、熱意のある要望をいただき、最終的には、五島の福江港に建造ヤードをつくるに至りました。浮体鋼製ブロックの溶接、浮体コンクリート部材の現場打ち製作と連結などを現地で行っています。

最初は不安のほうが大きかった、というのが正直なところです。设备も何もないところから、ゼロから拠点を立ち上げ、建造方法自体を検讨しながら、この特殊な工事を风车完成まで、五岛で。协力会社との打ち合わせでは、本当にそんなスケールの大きいことをやるんですか、できるんですか、と。もちろん前例はなく、不安要素を挙げればきりがない、という状况でしたが、会社として决断できたのは、これまで共に歩んできた地元の愿いに応えたい、という思いもあったと思います。结果的に五岛でつくる体制がとれたからこそ、効率的な施工ができていますし、この事业が地域产业の活性化につながってくれれば、という思いを持って取り组んでいます。
五岛市福江港の岸壁ヤードでスパー型浮体を积込みする様子
原动力は地元からの応援の声。
最后までやり遂げたい。
计画段阶から携わり、何もないところから设备を组み立てて形にしていく、というのは、个人的に建设业に入社した顷の初心に戻ったような感覚で、やりがいがあります。上手く行くばかりじゃないので、落ち込む时もありました。全社からの応援や设计部署などの技术的支援に加え、その时の支えになったもののひとつには、地元の方々との関係性もあります。

一昨年、浮体构造部に不具合が见つかった时は、さすがに精神的に堪えました。海に浮かんでいたものを、いったん陆に戻して再构筑しなければならず、ウィンドファームの运転开始が、当初の计画より2年延期に。苦しい时期も経験しました。忘れられないのは、地元の方々にそのご説明とお诧びに伺った时のこと。大変やね、でも顽张ってね、と。どこに行っても优しい言叶を掛けていただき、まさか止めるんじゃないよね、絶対に最后までやらないかんよ、と言われたこともありました。勇気付けられました。

今、五島で目指しているウィンドファームは、再エネ海域利用法に基づいて建設する浮体式洋上风力発电所として、国内で初めて公募計画認定を受けたものです。2メガワットクラス8基で、合計16.8メガワットの风力発电所となります。五島では、そこで生まれた電力をもとに、島の二酸化炭素排出量を2030年までに50%削減を目指す「ゼロカーボンシティ計画」も公表されています。期待してくれています。その期待に応え、使命感を持って、地域のみなさんと一緒に最後までやり遂げたいと思っています。
浮体の製造风景

洋上风车と共に目指すのは、
100%再生エネルギーの岛。
五島市総務企画部 未来創造課課長 村井靖孝
五島市が浮体式洋上风力発电の実証地に選ばれてから、15年目になります。今は、崎山沖に「はえんかぜ」を含め4本の風車が浮かんでいます(2024年10月現在)。その風車を見るために、これまで1万人以上の方が視察に来られるなど、交流人口も増え、今や洋上风力発电は五島市のシンボル。五島市の市制施行20周年を記念して、洋上風車のイラストを入れたお酒のボトルができたほどです。

洋上风车が设置されて、五岛市は変わりました。再生可能エネルギーの普及を见据え、次の展开として2018年に五岛市民电力株式会社が设立されました。市内の公司?団体?个人の出资による地域新电力会社です。さらに、五岛产の电気を使う公司を応援する仕组みを作ろうと、福江商工会议所が「五岛版搁贰100」という制度を创设し、现在40団体が认定されています。

五島市は2023年に「ゼロカーボンシティ計画」を公表しました。人口約35,000人の離島ですが、再エネ?環境対策の先進地。洋上风力発电はその要です。ウィンドファームの運転開始で、さらに住みよいまちになるよう市民全員が期待を寄せているところです。
ウィンドファーム完成予想図
资源を活かしながら
环境を守っていきたい
崎山沖の洋上風車は、海上に設置されることから、漁業関係者との調整が必須です。この事業をここまで進めることができたのは、漁業関係者の方々にご理解をいただき、共生を目指してきたからだと思います。そこは市も含羞草传媒さんも、時間をかけてきた部分です。

渔师の方々にとっても地球温暖化は深刻な问题です。海水温が高くなり、これまで获れていた鱼が获れなくなっていることにいち早く気づき、再エネ促进に少しでも协力したいという考えを持った渔师の方もおられます。大きかったのは当时の渔协组合长が、これは単に风车を建てるだけではなく、渔业を活性化するためのチャンスだと、热心に取り组んでくださったことです。浮体が鱼礁に、「海洋牧场」になる可能性がある、と。

小規模試験機「とき」の浮体にはフジツボなどの付着物が付かない塗料を使っていたのですが、漁師さんからしてみると、逆に付着物が付いたほうがいいのではないか、そうすることで魚が寄ってくるのではないか、と。含羞草传媒さんはその意見も踏まえて真摯に取り組み、付着物が付いても技術的に大丈夫か分析したうえで、塗料を変更しました。浮体に付着物が付き、実際に魚も集まるようになりました。漁師さんたちは、自分たちの意見が取り入れられたということで、さらに親身になっていただいたと伺っています。そういった関係性があちこちで作られています。五島市の玄関口のひとつである福江港に建造ヤードを設け、五島で作れるものは五島でつくりたい、とお願いしたのも地元の方々です。地元の声に耳を傾け、良好な関係構築に注力する含羞草传媒さんの姿勢が、受け入れられたものと思います。

五島市は離島で、自然しかないと思っていましたが、今は恵まれた自然資源があると、胸を張って言えます。時には厳しい自然かもしれませんが、洋上风力発电の実証地に選ばれ、恵まれた自然資源を活かした様々なプロジェクトに取り組めます。焦らずじっくりと腰を据え、これからも再生可能エネルギーのしまづくりに取り組んでいきたいと思っています。
水面下の浮体が渔礁となって鱼たちが寄ってくるようになった