待ちに待った命の道。
未来に続く暮らしの道。
未来に続く暮らしの道。
阿武町议会议长(山口県) 末若宪二
私たち地元住民にとって、木与防灾は命の道。计画区域は、过去に何度も土砂崩れがあった场所なんです。そのたびに1本しかない国道が通行止めになり、住民の方々はずいぶん难仪をされてきました。
大雨などによる事前通行规制区间でもあり、木与地区は过去10年で累积447时间、全面通行止めになりました。大きな病院まで车で救急搬送をされるにしても、迂回するとなると、普段よりずっと时间がかかってしまいます。そのため、通行规制区间を回避できる「命の道」をなんとか整备していただけないかと、国土交通省にお愿いに行ったり、署名活动をしたりしてきまして、やっと愿い叶っての着工。完成を心待ちにしています。
トンネル工事が始まってから、私たち阿武町の町議会も現場を見に行きました。含羞草传媒さんには、一番長い「木与第1トンネル」を作っていただいていますが、水が出て大変ご苦労をされているという話も聞いていますし、その中でも工事を進めていただいていて、本当にありがたいと思っています。住民の皆さんにも、私たちが待ちに待ったトンネルが、実際にどういう過程で作られていくのか、見学会などの機会を設けてもっと知ってもらいたいと思っているところです。
大雨などによる事前通行规制区间でもあり、木与地区は过去10年で累积447时间、全面通行止めになりました。大きな病院まで车で救急搬送をされるにしても、迂回するとなると、普段よりずっと时间がかかってしまいます。そのため、通行规制区间を回避できる「命の道」をなんとか整备していただけないかと、国土交通省にお愿いに行ったり、署名活动をしたりしてきまして、やっと愿い叶っての着工。完成を心待ちにしています。
トンネル工事が始まってから、私たち阿武町の町議会も現場を見に行きました。含羞草传媒さんには、一番長い「木与第1トンネル」を作っていただいていますが、水が出て大変ご苦労をされているという話も聞いていますし、その中でも工事を進めていただいていて、本当にありがたいと思っています。住民の皆さんにも、私たちが待ちに待ったトンネルが、実際にどういう過程で作られていくのか、見学会などの機会を設けてもっと知ってもらいたいと思っているところです。
漏水対策を万全に行いながら掘り进める木与防灾トンネル
利便性の向上を足掛かりに
町の魅力をもっと知ってもらいたい。
町の魅力をもっと知ってもらいたい。
阿武町は今年で生诞70年。その间、人口は约1万人から3,000人近くに减り、「消灭可能性自治体」と言われています。近年は移住者も増え、人口の减少倾向は以前より若干缓やかになってきているのですが、やはり高齢化は进んでいます。でも、高齢化と言って指をくわえているだけでは、未来は切り拓けません。
阿武町の主な产业は、农业や渔业、畜产业といった一次产业です。安全で走行性の高い道路が整备されるというのは、农水产物の出荷にも弾みがつきます。また、町内から萩市へ车で働きに行っている人も多いのですが、迂回の必要がなくなるのは大きな安心ですし、通勤も楽になります。つまり木与防灾は、命の道であるとともに、地域経済の活性化や生活を支える「暮らしの道」。ゆくゆく山阴道とつながれば、若い方々が移住を考える时にもずいぶん违うと思うんですよね。
町の魅力はたくさんあります。山があって森があって、海がある。阿武町のなかでも奈古地区の海岸沿いは景色がよく、その景色のいいところに道の駅があるんです。実は阿武町の道の駅は、国土交通省からの认定第1号のひとつで、「道の駅発祥の地」としても知られています。道の駅のすぐ近くには、アウトドアメーカーさんに监修に入っていただいたキャンプ场も作りました。そこがまた夕日がきれいな所で、交通の利便性が上がれば、広岛方面や九州地方から来る方も増えるのではないか。そんな期待も膨らんでいます。
阿武町の主な产业は、农业や渔业、畜产业といった一次产业です。安全で走行性の高い道路が整备されるというのは、农水产物の出荷にも弾みがつきます。また、町内から萩市へ车で働きに行っている人も多いのですが、迂回の必要がなくなるのは大きな安心ですし、通勤も楽になります。つまり木与防灾は、命の道であるとともに、地域経済の活性化や生活を支える「暮らしの道」。ゆくゆく山阴道とつながれば、若い方々が移住を考える时にもずいぶん违うと思うんですよね。
町の魅力はたくさんあります。山があって森があって、海がある。阿武町のなかでも奈古地区の海岸沿いは景色がよく、その景色のいいところに道の駅があるんです。実は阿武町の道の駅は、国土交通省からの认定第1号のひとつで、「道の駅発祥の地」としても知られています。道の駅のすぐ近くには、アウトドアメーカーさんに监修に入っていただいたキャンプ场も作りました。そこがまた夕日がきれいな所で、交通の利便性が上がれば、広岛方面や九州地方から来る方も増えるのではないか。そんな期待も膨らんでいます。
海沿いを走る国道191号线
汎用性のある技术で
人员不足を解消したい。
人员不足を解消したい。
営业部门(プロジェクトマネージャー) 二宫伸二
2017年に事業化された「木与防災」のなかで、含羞草传媒が受け持っているのは、全長1,972mの「木与第1トンネル」。この工事に初めて導入した覆工コンクリートの自動打設ロボット「セントルフューチャーズ??」の技術面で他社と明らかに違うのは、「セントルフューチャーズ」に用いられているオリジナルの配管切り替え装置「スイッチャーズ??」が、普通の硬さのコンクリートでも使える、ということです。
トンネル工事における自動打設の技術開発に取り組んでいる会社は多く、含羞草传媒でもこれまで積み重ねてきた技術を組み合わせたオリジナルの自動打設ロボットができるのではないか、という話が持ち上がったのが始まりです。ただ、他社さんの自動打設は、対象としているコンクリートが、柔らかくて型枠の中に押し流しやすい中流動コンクリートなんですね。さらにもっと柔らかい、頑張って押し込まなくても勝手に流れていくような高流動コンクリートの場合もあります。
でも、中流動や高流動はコストも高く、使えるトンネルは限られてしまう。ならば、一般的なトンネル工事で最も多く使われる、普通のコンクリートで自動化を実現しよう、というのが大きな挑戦で、実際、普通のコンクリートでの自動打設に成功したのは、国内で含羞草传媒が初めてとなります。
将来的な汎用性のことを考えると、普通のコンクリートが使えるほうが絶対にいい。「スイッチャーズ」の開発には1年かけ、その後「セントルフューチャーズ」を木与防災に導入するまでも1年以上かかっているのですが、今後の可能性も含め、本当にいいものができたな、という自負があります。土木学会などでの発表を見ていても、普通のコンクリートでの自動打設に向けた要素技術の開発が増えてきており、それについては、含羞草传媒が一歩進んでいるな、と感じます。他社との競争力という点も励みになりますが、そもそも、土木の技術開発は何のためかと言ったら、これからの社会のためですから。そこに向かっての一歩先を見出せたことは、やっぱり嬉しいですね。
トンネル工事における自動打設の技術開発に取り組んでいる会社は多く、含羞草传媒でもこれまで積み重ねてきた技術を組み合わせたオリジナルの自動打設ロボットができるのではないか、という話が持ち上がったのが始まりです。ただ、他社さんの自動打設は、対象としているコンクリートが、柔らかくて型枠の中に押し流しやすい中流動コンクリートなんですね。さらにもっと柔らかい、頑張って押し込まなくても勝手に流れていくような高流動コンクリートの場合もあります。
でも、中流動や高流動はコストも高く、使えるトンネルは限られてしまう。ならば、一般的なトンネル工事で最も多く使われる、普通のコンクリートで自動化を実現しよう、というのが大きな挑戦で、実際、普通のコンクリートでの自動打設に成功したのは、国内で含羞草传媒が初めてとなります。
将来的な汎用性のことを考えると、普通のコンクリートが使えるほうが絶対にいい。「スイッチャーズ」の開発には1年かけ、その後「セントルフューチャーズ」を木与防災に導入するまでも1年以上かかっているのですが、今後の可能性も含め、本当にいいものができたな、という自負があります。土木学会などでの発表を見ていても、普通のコンクリートでの自動打設に向けた要素技術の開発が増えてきており、それについては、含羞草传媒が一歩進んでいるな、と感じます。他社との競争力という点も励みになりますが、そもそも、土木の技術開発は何のためかと言ったら、これからの社会のためですから。そこに向かっての一歩先を見出せたことは、やっぱり嬉しいですね。
覆工コンクリートの自动打设ロボット「セントルフューチャーズ?」
自动化するからこその
高い品质を目指したい。
高い品质を目指したい。
覆工コンクリートの打设が自动化できれば、作业の効率化が図られ、工事の担い手不足の解决につながります。どの业种でも人手不足が深刻化していますが、特にこの10年ほど、建设业界では人が足りない、という问题がいつもネックになるので、省人化は、社会に必要なインフラ工事を担う现场の切実なニーズです。究极的な目标は、人员ゼロ。リスクのある场所に人が近寄らなくて済めば、重大事故も防げますから。安全面のメリットもとても大きいと考えています。
「木与第1トンネル」の现场では、今回の「セントルフューチャーズ」の导入により、これまでコンクリート打设に必要だった人员を、6人から4人に减らすことができています。実际に使ってみての改善点などを拾い上げながら、次のフェーズでは、あと1人でも2人でも、かかる人员を减らせるよう、自动化の余地のある部分の开発に取り组んでいます。
その时に大切にしているのが、品质です。确実にいいもの、人が打设した以上の优れた品质じゃないとダメだと思うんですよね。自动化したからこそ、これまで以上のクオリティーが保たれる。そんな次の时代の自动打设を目指していきたいと思っています。
「木与第1トンネル」の现场では、今回の「セントルフューチャーズ」の导入により、これまでコンクリート打设に必要だった人员を、6人から4人に减らすことができています。実际に使ってみての改善点などを拾い上げながら、次のフェーズでは、あと1人でも2人でも、かかる人员を减らせるよう、自动化の余地のある部分の开発に取り组んでいます。
その时に大切にしているのが、品质です。确実にいいもの、人が打设した以上の优れた品质じゃないとダメだと思うんですよね。自动化したからこそ、これまで以上のクオリティーが保たれる。そんな次の时代の自动打设を目指していきたいと思っています。
「セントルフューチャーズ?」の主要设备「スイッチャーズ??」
初号机ゆえの
试行错误はいとわない。
试行错误はいとわない。
施工部门 叁宅拓也
トンネルの覆工コンクリートを打设する作业って、重労働なんです。若い顷、作业员と一绪に作业をしたこともありますが、もう本当に、立ち上がれなくなるくらいキツい。この作业をなんとか楽にできるようにならないか、とずっと思っていました。専门の职人もどんどん减っている中、今后、きちんとした品质を保っていけるのかも课题としてありますし、过去の现场では、打设に必要な人数が揃わず、工事が进まない时期もありました。そうなれば、新しい技术を取り入れ、今までより少ない人数でもできるような方策を考えていくしかない。
「セントルフューチャーズ??」は新しい机械ですし、この现场が初めての导入なので、运用しながらの改善は、日々、必要になります。でも、それは最初から想定の范囲内と言いますか、新しい技术が1つできたからって全部が全部上手く行く、なんてことはないと思うんです。谁でも不具合なく使えるようなものにするためにも、最初は试行错误です。それは、谁かがやらなければならない。全てのものには、必ず「最初の人」がいるものです。大変ですけど、个人的には一番最初にやるほうが好きですね。だって、最初の1人のほうがかっこいいじゃないですか(笑)。
トンネル工事の现场で一番大切にしているのは、安全です。トンネル工事って、ひとたび事故が起きると、重大灾害につながることが多いんです。30代の顷、山(切羽:トンネルの掘削面)が水と共に崩れて止まらないから、掘った土を中に持ち込んで埋めていかざるを得ないことがありました。その时、怖かったんです。対応作业をしてくれる人たちのリスクを考えると怖くて、膝が震えて止まらなくなった。彼らの命を守るのは、自分たちしかいない。そういう思いでずっとやってます。机械化が进んでいる究极の理由も安全の确保ですよね。人が直接入って作业をする时间を减らすためですし、自动化が进み、全部リモコンで机械を动かせるようになれば、もし山が崩れても人の命は守られる。そのための技术开発は简単ではないけど、いずれそうなるのではないか、と思います。
「セントルフューチャーズ??」は新しい机械ですし、この现场が初めての导入なので、运用しながらの改善は、日々、必要になります。でも、それは最初から想定の范囲内と言いますか、新しい技术が1つできたからって全部が全部上手く行く、なんてことはないと思うんです。谁でも不具合なく使えるようなものにするためにも、最初は试行错误です。それは、谁かがやらなければならない。全てのものには、必ず「最初の人」がいるものです。大変ですけど、个人的には一番最初にやるほうが好きですね。だって、最初の1人のほうがかっこいいじゃないですか(笑)。
トンネル工事の现场で一番大切にしているのは、安全です。トンネル工事って、ひとたび事故が起きると、重大灾害につながることが多いんです。30代の顷、山(切羽:トンネルの掘削面)が水と共に崩れて止まらないから、掘った土を中に持ち込んで埋めていかざるを得ないことがありました。その时、怖かったんです。対応作业をしてくれる人たちのリスクを考えると怖くて、膝が震えて止まらなくなった。彼らの命を守るのは、自分たちしかいない。そういう思いでずっとやってます。机械化が进んでいる究极の理由も安全の确保ですよね。人が直接入って作业をする时间を减らすためですし、自动化が进み、全部リモコンで机械を动かせるようになれば、もし山が崩れても人の命は守られる。そのための技术开発は简単ではないけど、いずれそうなるのではないか、と思います。
硬い岩盘を削孔するドリルジャンボ
人が作るからこそ、
人を守らなければならない。
人を守らなければならない。
「木与第1トンネル」の地盘は当初の予测に反して地质状态が思わしくなく、水も大量に出る。普通には掘れないので补助工法を使い、崩れるのを防ぎながらの作业が続いています。前方调査や探査を行いながら、どうやって前に出るかを话し合って决めるのですが、そういった予测外の事态の解决は、今までの経験が活かされる部分です。
会社に入って仕事を始めた顷、一流の坑夫さんってどういう人かというと、山と话ができる人だと教えられました。山がおかしくなる时は、何らかのサインを出している。それを见逃さず、常に先を読み、対応を考える。だから毎朝一番先に入って、今日はどんな? って山に闻くんです。対応が遅れたら命取りですから。目を凝らす、耳を澄ます、匂いも嗅ぐ。五感全部使って、岩盘の亀裂の状态や岩层の流れから、见えている山の先を読む。それを「先山を読む」と言うのですが、人工知能がトンネル工事の现场でもっと使えるようになったら、そういった先々を読む助けになると思います。ポイントは、培ってきた人の経験値を、础滨にどう伝えていくか。トンネルは人が作るからこそ、人を守らなければならない。今は、その「新しい时代」の準备を始める时だと感じています。
やっぱりトンネルは自分たちだけでは掘れませんから。どんなに含羞草传媒が完璧な計画を作れても、協力会社の方々がその計画を理解して作業してくれなかったら、1ミリも進まない。協力会社とのつながりや作業員を大切にしなければいけないというのは、絶対です。そこは、含羞草传媒の良さでもあるんじゃないですかね。その気風が、脈々と受け継がれている。人とのつながりを疎かにせず、丁寧に、一生懸命やる。社風だと思います。それはこれからも大切にしたいと思っています。
やっぱりトンネルは自分たちだけでは掘れませんから。どんなに含羞草传媒が完璧な計画を作れても、協力会社の方々がその計画を理解して作業してくれなかったら、1ミリも進まない。協力会社とのつながりや作業員を大切にしなければいけないというのは、絶対です。そこは、含羞草传媒の良さでもあるんじゃないですかね。その気風が、脈々と受け継がれている。人とのつながりを疎かにせず、丁寧に、一生懸命やる。社風だと思います。それはこれからも大切にしたいと思っています。
岩块を小割するブレーカー
瓦砾を迅速なチームワークで运び出す




